卒業論文・学位論文アウトラインの書き方

学術英語論文執筆

こんにちは!ワードバイスです。今回は卒業論文も大詰めに入る段階かと思われますが、今一度卒業論文のアウトライン(構想メモ)の作成法について一緒に確認してみたいと思います。
学位論文を書く前に全体として具体的に何をすればいいのか、リストを作成してみましょう。そのうち一つに、アウトラインの作成があると思います。

dissertation

アウトラインは論文を書く際に効果的にアイデアを整理・展開させるための方法と言えます。論文を書く前にアウトラインを作成してアイデアを整理しておくことは、皆さんの論文をより体系的で論理的なものとするのに役立ちます。しっかりとした設計図がなければ、2万字もの論文を書くことは困難です。

アウトラインという言葉が聞きなれない方もいらっしゃると思われますが、アウトラインとは簡単に言って「論文の骨組み」のことです。様々な種類のアウトラインがありますが、ここでは「線形アウトライン」と、マインドマップとも呼ばれる「概念的アウトライン」の二つについてご紹介します。

線形アウトラインとは、論文の展開順序に従って構想を立てる形式的なアウトラインと言えます。このアウトラインは項目的な枠組みだけではなく、各アイデアを支える論拠も一緒に記していきます。

学位論文などの場合、提出期限に追われるほど論理は本文を書き進めながら適当に整理していけばいいと考えてしまいがちですが、そういう時こそまずはアウトラインを整理してみることが、本文をスムーズに書き進めるためのカギとなります。アウトラインを使って論文の流れを簡潔に整理してみることで、「何を書けばいいのか」ということが明確になるからです。

線形アウトラインは次のように構成されます。

  1. 研究の紹介・その根拠: 今現在自分がしていることは何か?なぜ自分はこのテーマを選んだのか?
  2. 研究テーマ・研究期間: 研究テーマに使用したすべての単語が明確になるよう説明。
  3. 先行研究のレビュー: 該当分野の主要な研究者・文献は?基本となる理論的アイデアは?
  4. 研究方法論: 設問調査、インタビュー、観察など各研究方法の長所と短所、データプレゼンテーション-何を発見したのか、データ分析・考察
  5. 自身の研究と同じ結果を示す研究者、また反対の結果
  6. 後続研究の方向提示・結論: 研究テーマと関連して発見したこと、論文のトピックを発展させるためのアイデア
  7. 付録と参考文献: 使用されたすべての参考文献と資料をメモ

一方、概念的アウトラインはページの真ん中から論旨を始める視覚的なアウトラインです。アイデアを表す枝を中心の論旨から伸ばしていきます。このアウトラインは卒業論文にて扱うテーマを導き出すためのブレインストーミングとしても有効です。このアウトラインは論文を執筆する上での概略的な方向を整理するのに役立ちます。しかし、概念的アウトラインを作成した後、実際の作業順序を確認するためには線形アウトラインも組み合わせて使用してみるのが良いこともあります。
下は概念的アウトラインの例です。

conceptual

論文のアウトラインが作成できたら、早速本文を書き進める…のではなく、アウトラインの段階で指導教授や先輩などから一度アドバイスを受け、内容について議論してみることが非常に重要です。この段階でアドバイスを受けることで、自分では気づけなかった構想ミスを早い段階で修正することができ、論文でのアイデアを確固なものとすることができるからです。

 

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