英語論文の図表タイトル(Figure Title)と凡例(Legend)の書き方

学術ジャーナル投稿,学術英語論文執筆

figure title and legends

論文を読む際まず目に入ってくるのは図表ですが、その図表とタイトル・凡例だけを見て論文の結論をどの程度まで推測することができるでしょうか?

図表が論文内容の伝達をサポートする補足資料と考えてはいけません。効果的な論文にするためには、図表そのものが論文内容をある程度伝達できるように作成する必要があります。読者が本文を読まずに図表とそのタイトル、凡例(Legend)を見ただけでも論文の核心的な内容を把握できるようにしなければなりません。図表が重要なのは、読者はまず図表に目を通してから論文全体を読むかどうか決定する場合が多いからでもあります。

今回の記事では論文のジャーナル掲載を成功させるために効果的な図表と凡例(キャプション)の作成方法についていくつかのポイントを中心に整理してみました。

 

効果的な図表タイトル(Figure Title)と凡例(Legend)にするためのコツ

凡例を作成する際は下で紹介しているコツとターゲットジャーナルのガイドラインを確認しましょう。論文の伝達力向上に役立つはずです。

要素 Tips
基本事項(Overall)
  • 凡例の単語数は、平均約100~300単語。
  • 分かりやすくするためには完全な文章を使用したほうが良いが、場合によっては箇条書きも可能。
  • 論文内にて使用している略語、用語、単位表記は凡例においても統一する。(特に方法と結果セクションにて使用した用語に注意)
  • 図表とキャプションのフォーマットが投稿ジャーナルの規定に合っているか常に確認する。
タイトル(Title)
  • 各図表のタイトルがその図表のすべての要素を適切に包括しているか確認する。様々な要素が混在しすぎて一つのタイトルで表しにくい場合は、図表自体を見直した方が良いサイン。
  • 使用した分析方法とそのタイプをよく表している言葉(descriptive language)を選ぶ。(例: “Structural comparison of peptide-activated XY receptors”).
  • 論文の結論やメインとなる研究結果を強調したい場合は宣言形言語(declarative language)を使用する。(例: “Compound ABC accelerates insulin production”).
  • インパクトのある動詞を使用して能動態で作成する。
材料と方法(Materials and Methods)
  • 図表を理解するのに必要な最低限の情報だけを簡潔に表記する。実験で使用した処理・条件・モデルなど十分な情報を記載し、読者がいちいち研究方法(Methods)セクションを見直す必要がないようにする。
  • ターゲットジャーナルが、研究で使用された材料や方法に関わる詳細を凡例に表記するよう規定しているかどうか先に確認する。
  • 現時点で終了している実験について論じるときは過去時制を使用する。
結果(Results)
  • 一文で結論を要約する。
  • 宣言的なタイトルにした場合、その凡例部分で実験結果を再度言及する必要があるか考慮する。
  • 必要に応じて標本の大きさ(サンプルサイズ)、p値と反復検証の回数も記載する。
  • 過去時制を使用する。
定義(Definitions)
  • 図表内で使用されている記号、略語、色分け、線、尺度、エラーバーなどすべてについて定義する。また、図表だけでは分かりにくい部分がある場合はその部分の補足説明もする。
  • 自分の属する組織でのみ通用するネーミングルールなどは使わず、誰でも直感的に理解できる一般的な言葉を使用する。

English简体中文繁體中文Türkçe バージョンもご用意しております。

タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,