【動画】効果的な論文タイトル設定のコツ

オンライン講義

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

英語論文にとって、タイトルは最も重要なパートと言っても過言ではありません。読者がジャーナルのタイトル目録や検索エンジンで最初に目にするのも、またジャーナルのエディターが投稿論文を受け取ったとき最初に見るのも、まずはタイトルだからです。タイトルは人々の関心を惹きながらも、簡潔で論文内容を適切に代表する内容とならなければならず、その匙加減に頭を悩ませる研究者も多くなっています。タイトルの決め方については「効果的な英語論文タイトルの付け方 – 最新トレンド分析」でも詳しく解説していますが、本日はネイティブエディターからの視点で映像講義をお送りします。

[内容整理]

  • A explanation of why the research paper title is important
  • Step-by-step instruction of how to write a strong title
  • Tips for what to add and what to avoid in your title

[こんな方に]

  • ジャーナルへの論文投稿のために効果的なタイトル設定の方法が知りたい方
  • 英語での論文執筆の経験が浅く、タイトルの付け方について一から学びたい方

論文タイトルを決めるための効率的なステップ

Step 1: 研究内容について整理する

タイトルは論文は何を明らかにしたかったのか、そして研究を通して何が分かったのかということについて明確に読み取れる必要があります。以下の例に倣って、いくつかの質問を思い浮かべながら答えてみましょう。

(例)

“What is my Paper About?”

“My paper studies how program volume affects outcomes for liver transplant patients on waiting lists.”

“What methods/techniques did I use to perform my study?

“I employed a case study.”

“What or who was the subject of my study?”

“I studied 60 cases of liver transplant patients on a waiting this throughout the US aged 20-50 years.”

“What were the results?”

“My study revealed a positive correlation between wait list volume and negative prognosis of transplant procedure.”

Step 2: Step1で導き出した内容の中からキーとなる単語やフレーズを抜き出す

(例)

-program volume                        -60 cases

-outcomes                                     -US / ages 20-50

-liver transplant patients           -positive correlation 

-waiting lists                                 -negative outcome

-case study                                    – transplant procedure

-60 cases

Step 3: Step2で出てきたキーワードやフレーズを繋げて一つの文章を作る

(例)

“This study employed a case study of 60 liver transplant patients around the US aged 20-50 years to assess how the waiting list volume affects the outcome of liver transplantation in patients; results indicate a positive correlation between increased waiting list volume and a negative prognosis after transplant procedure.”

これでは題目として長すぎるので、次のステップから削っていきます。

Step 4: タイトルとしてふさわしい形に修正していく

効果的なタイトルにするためには本文の重要事項を取り逃すことなく代弁しつつも、すっきりとまとまった一文にする必要があります。最小限の単語で表せるフレーズを探し、非学術的な単語や分野で聞き慣れないような表現は置き換えるか削りましょう。

(例)

“This study used a case study of 60 liver transplant patients around the US aged 20-50 years to assess how the waiting list volume affects the outcome of liver transplantation in patients; results indicate a positive correlation between increased waiting list volume and a negative prognosis after transplant procedure.”

ここから構文や表現を見直し、自然で頭に入ってきやすい表現を模索します。

“A case study of 60 liver transplant patients around the US aged 20-50 years assessing the impact of waiting list volume on outcome of transplantation and showing a positive correlation between increased waiting list volume and a negative prognosis.” (ワード数: 38)

タイトルにふさわしい形に近づいてきましたが、平均16単語で構成されるタイトルの基準から見てワード数が依然として長く、更に削る必要があります。

Step 5: 無駄な表現や単語を徹底的に削り、適切なワード数に合わせる(重要キーワードは文頭と末尾に配置!)

ここで研究対象となる患者数や詳細な結果は研究の核心となる内容ではないため、優先的に削っていきます。

“Assessing the impact of waiting list volume on outcome and prognosis in liver transplantation patients” (Word Count: 15)

最終的に出来上がったタイトルからは論文の目的と結果が瞬時に読み取れます。論文で最も重要な行動を表す“Assessing”という動詞と研究分野を明確に表している“liver transplantation patients”といった重要なキーワードは文頭と文末に置かれていることにも注意しましょう。これは論文の検索エンジンにて上位表示を狙うためにも有効です。

+ サブタイトルを追加

ここまで作成してきたタイトルだけでは方法やサンプルに対する説明が不十分と思われる場合は、サブタイトルとしてこれを追加します。

“ : a case study of US adult patients ages 20-25”

ただし、ワード数制限が厳しい場合や分野やサブタイトルをあまり使用しない分野やジャーナルに投稿する際には注意しましょう。

論文タイトルを決める上での注意事項

ジャーナル投稿の際はジャーナルの規定が絶対であるため、まずはタイトルについてターゲットジャーナルで定めている形式や制限を確認しましょう。その他の注意事項をまとめると以下のようになります。

  • 論文本体とアブストラクトを仕上げてからタイトルを決めること
  • 論文にとって核心的なキーワードを取りこぼさずに含めること
  • 少ない単語数で簡潔に設定すること (16ワード以下)
  • 特殊な専門用語や略語の使用は避けること
  • 論文内容に直接的に関連する語彙だけを含めること
  • タイトルに最後にピリオドを打たないこと(タイトルはsentenceではない)

 論文のタイトル・キーワード設定に関する参考記事

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