海外MBAに合格するために: MBAエッセイを一から対策

海外大学院留学
Tips for Writing MBA Admissions Essay
英文校正ワードバイスでは留学準備シーズン(11月末~1月初旬)に特に多くの皆様からMBAエッセイ、履歴書、英文推薦書などの校正のご注文をいただいております。中でも世界各国から特に多くの注文をいただいているのがMBAエッセイで、海外大学・大学院留学エッセイ校正のご依頼のうち45%ほどをMBA関連の校正が占めています。
名門校MBAプログラムの入試競争率は年々過熱しており、志願者には差別化された独創性が求められるようになっています。しかし優秀な人材が集うほど、履歴書の内容やGMATスコア、過去の成績などで差別化を図るのが困難になるもの。そこでより重要性が増しているのがエッセイと言えます。特に、既に所持しているテストスコアや成績に今一つ自信の持てない志願者の場合は、挽回の余地のある志望理由書(personal statement)や推薦書の内容が合否を左右すると言っても過言ではありません。
そこで今回の記事では、昨今ますます重要性の増している英文自己紹介書(パーソナルステートメント)の書き方について解説していきます。英文エッセイは、どんな内容を書けばいいのか悩んでいるうちに時間ばかりが過ぎてしまったり、一度書き始めてもこの内容でいいのかと途中で混乱し、立ち止まってしまうことがしばしばあるものです。そんな時にはぜひ当社ブログにてご紹介しているエッセイガイドを繰り返し確認してみてください。MBAエッセイ作成の指針となるはずです。
MBAのエッセイというと、何だか一層特別で難しいもののように感じられる方は多いと思います。しかし、MBAとは言っても一般的に英文自己紹介書(personal statement)での出題は、出題そのもので志願者を混乱させようという意図はありません。つまり、テーマは常に単純明快なのです。志願者が犯しやすいもっとも大きなミスは、エッセイのテーマを難しく考えすぎてしまうところにあります。その結果、エッセイがむしろ出題の意図とはかけ離れた内容に仕上がってしまうのです。(実際に校正をしている現場でも、promptと関係のない内容で構成されたエッセイに出会うことがよくあります。与えられたテーマに忠実に、素直に作成することが入試エッセイの基本です。)
それでは、エッセイの出題をどう解釈して、どのような内容を中心に据えて作成すればいいのでしょうか?余計混乱してしまったという方のために、具体的な出題例とともに以下で解説していきます。

MBAエッセイの内容

MBAエッセイのテーマの多くは、次の4つに分類することができます:

  1. これまでの経験・成果
  2. 短期的/長期的な目標とその理由
  3. 出願校がその目標を達成するためにどう役立つのか
  4. 今MBAに進学したい理由

ここで一つ、上の4つのテーマの意味を考えてみる前に、エッセイに書いてはいけない内容についてこの記事でも再度忠告しておきます。履歴書に書いた内容をエッセイで繰り返してはいけません。入学審査員たちは、志願者一人ひとりの経歴について長たらしく説明し文章を読む手間を省くために、履歴書という書類を要求しているのです。履歴書と重複した内容をエッセイでもアピールした場合、基本的なマナーを弁えていない志願者として認識されてしまいます。

ここからは、具体的に英文自己紹介書(personal statement)に書くべき内容 について解説していきます。基本的にすべてのMBA入学エッセイは上の4つのテーマに対する記述が含まれていなければなりません。目標とする学校の出題によって上の4つのテーマの比重は変わったとしても、MBAエッセイは一般的に上の4つの内容を織り交ぜることで、自分のバックグラウンドと目標を説明し、それを達成するためになぜその大学のMBAへの進学を決めたのかを述べます。英文自己紹介書(personal statement)をより効果的なものとするために、上の4つの要素について更に詳しく見ていきましょう。

これまでの経験と成果

ここで最も注意しなくてはならないのが、MBAエッセイのテーマが具体的に志願者の過去の経歴について尋ねていない限り(エッセイでこれを尋ねる大学も一部あります)、自分の経歴に関するfact部分を75-125単語以上作成してはいけません。なぜでしょうか?入学審査官は既に志願者の経歴について他の書類で確認済みだからです。二つめのテーマである目標を説明するにあたって必要な場合のみ、経歴に触れることとします。

たとえエッセイのテーマが自分の専門的な経験について尋ねる内容であっても、エッセイの半分以上を他の書類でも確認できる情報が占めてはいけません。

それならば、自分の経験をどう表現したらいいのでしょうか?自分の経験をエッセイに反映するのに一番良い方法はストーリー仕立てにすることです。残りの3つのテーマについて書くときにその内容の根拠となる情報として自分の経歴に触れます。つまり、“I worked as an investment analyst at a large bank for the past five years and pushed papers while juggling other tasks…blah blah,”のように書くよりも、下の “短期的/長期的目標とその理由”部分で紹介している例のように、経歴を背景として利用しながら長期目標を語れる構成にするのが適しています。

短期的・長期的目標とその理由

ここで犯しやすいミスとしては、(1) 抽象的になりすぎてしまう (2) 経歴から目標への流れが論理的でない という二つが代表的です。MBAに進学することでそれまでの経歴を一新したいと願う志願者もいれば、MBAでの経験を利用して更に活躍したいと考える志願者もいますが、どちらの場合であっても自分の経歴と目標の間には関連性がなくてはなりません。

それならば、短期的・長期的目標をどう説明するのが適しているのでしょうか?入学審査官は志願者がどんなことに情熱を持っているのかを知りたがっています。一体どのようなことに関心があり、その道での夢を実現するためにどのようなスキルが必要でMBAにまで進学したいと考えたのか?ということを知るのが入学審査におけるエッセイの目的です。この問いに明確にこたえるためには、MBAを卒業してから何をするつもりなのか具体的に述べなければなりません。その後に、その目標を持つようになったきっかけについて述べていきます。例を挙げるならば、“I want to be a manager because…” や “I worked in finance and like it, so I want to be a banker”のような書き方は不適切です。上の例はどちらもありきたりに見えますが、このような表現は、自分が目指すキャリアを得る準備ができていないということを間接的に証明してしまいます。また、自分が目指すキャリアについて調査が不十分であるか、慎重な判断をしていないという印象を審査官に植え付けてしまいます。

そのような意味で、卒業後に何をするかはっきりしない場合、将来の計画について具体的に作成しようと躍起になるのは逆効果です。ただし、自分が今まで磨いてきたスキルと関連のある仕事は何なのか具体的に明示することは必要です。自分の将来の計画について確信できない場合は、目標ができた後にMBAへの進学を考えるか、今の時点で考えているいくつかの道について誠意を持って記述します。

ストーリー仕立てのエッセイの例として下の文章を見てみましょう。下の例を通して、志願者の情熱だけでなく、志願者の考えと履歴書上の情報をエッセイにどのように引用して展開させていくのか参考にできます。また、下のMBAエッセイサンプルは志願者の人となりをよく表現しているとともに、志願者がMBAで身に着けたスキルを活用して将来的に成功するだけの可能性を持った人物であることを効果的に示しています。

Not one week into my job as an assistant operational manager at my family’s vertical farming venture, I informed my boss (my father) that his business needed to be completely revamped. To make our business scalable, I realized certain aspects of production needed streamlining. Moreover, I suggested that we reconsider our target audience and marketing efforts. I did not want our business to be a yuppie fad that merely fades away within a few years. Rather, I believed that our enterprise could flourish into a sustainable business that could reach corporate clients in profound ways. Over the next six months, I worked closely with engineers to design new production methods that cut our production time by half and costs by 20%. After this victory, I tackled the larger issue of reshaping our client base by…

When my father asked what additional steps we should take to better position ourselves to target our new potential client base, I realized how much I needed a stronger grounding in business management to more satisfactorily respond to my father’s questions. Armed with an MBA from [School], known for its strong entrepreneurship and family business management, I am confident that I will utilize the skills learned to fully launch our vertical farming venture into the B2B world, in not only a local way, but also nationally and eventually globally.

長期的な目標を説明する際のポイントは、短期的な目標と長期的な目標との間に必ず関連を持たせることを常に意識することです。例えば、短期的にはブランドマネージャーになりたいと述べた後に、長期的には資産管理をしたいと唐突に述べるのは不適切です。ただ、自然と他の分野に関心が生じていく過程を論理的に記述できていれば問題ありません。上のサンプルを読むと分かるように、地域のビジネスから出発して(短期目標)、それを徐々に拡張していくことで全国、ひいては国際的に展開していきたい(長期目標)という流れはある意味当然です。一方、例えば社会的企業からHRマネージャーへのキャリアを展望する志願者の場合、今後採用などの活動によって地域の発展を図るコンサルタント企業を設立したいと述べれば、短期・長期的目標の間に論理的繋がりができます。

出願校が目標の実現のためにどう役立つか

このテーマは先に紹介した二つほどには自己分析を必要としません。入学審査官が知りたいのは、“なぜ他でもなくうちの学校に進学したいのか”ということです。自分の将来のためにいかにその学校が適しているかということを述べなければなりません。そうなると、常識的に“your school”のような包括的な単語は不適切です。また、他の学校にも出した内容を使いまわしているという印象を与えることは絶対に避けなくてはなりません。

その代わり、出願校で受講したい講義2-3つについて具体的に述べながら、授業を通して何を得たいのか説明します。また、その学校で提供されている課外活動から1-2つ選び、自分の学習や目標達成のためにそれらをどのように生かせるか説明します。最後に、出願校の長所とミッション(mission statement)について十分に調べたうえで自分が学校で身に着けようとするものが学校のミッションとどれだけマッチしているかについて論じます。

今MBAに進学したい理由

出願校がなぜ今MBAに進学しようと思ったのかと具体的に尋ねている場合はその問いに適切に答えなくてはなりません。更なる発展のために体系的な教育が不可欠なタイミングに来たということをストーリー仕立てで答えると良いでしょう。同様に、キャリアの転換を図る場合には、他分野を目指すためには正規の教育課程が必要だと述べることで、自然にその問いへの答えとすることもできます。

効果的なMBAエッセイの書き方

エッセイを書く間、入学審査官は自分について何を知りたがっているのかということを常に考えるようにしましょう。学校側は、学校に対して何らかの貢献ができ(これは学校により異なるので必ず下調べをすること)、学校が提供したもの生かして将来的に成功をつかみ取る意欲的な人材を求めています。自分の短期・長期的目標を達成するためにその学校が有する資源(resource)が必要だという結論に至るまでの過程を論理的に説明するとともに自分の持つ情熱をアピールしなくてはなりません。簡単にまとめるならば、学生である自分と学校が相互に利益を得られる関係だからこそ、自分が合格しなくてはならないのだと入学審査官を説得するのがエッセイです。

 

MBAエッセイに含まれるべき4つの要素

1. 経験と成果 2. 短期的/長期的目標とその理由 3. 出願校が自分の目標達成にどう役立つか 4. 今MBAに進学したい理由

 

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