米国における大学編入の基礎知識

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毎年英文校正ワードバイスではアメリカの大学編入を目指す学生の皆さんからエッセイ添削の注文を多くいただいています。特にUniversity of California (UC)系列の編入志望生のエッセイ添削には数多くの実績があります。今回の記事では、アメリカの大学編入を考える皆さんのために基礎となる情報をまとめてみました。まず、アメリカで大学編入を目指す前に考慮すべき必須事項にはどのようなものがあるでしょうか。

アメリカで大学に編入を目指すルート

アメリカの大学への編入を目指すルートとしては大きく次の二つが考えられます。

  1. Community college (コミュニティカレッジ)から4年制大学への編入
  2. 4年制大学から他の4年制大学への編入

1. コミュニティカレッジから4年制大学への編入

この場合、できるだけ早い時期にコミュニティカレッジに常駐している進路カウンセラー(academic advisor)に編入の相談をするのがベストです。UC系列大学のような一部の大学では出願者の履修条件を細かく定めているため、なるべく早いうちから目標を見据えた履修計画が必要だからです。コミュニティカレッジの編入カウンセラーは4年制大学への編入の相談を専門的に手掛けるプロです。編入のために取っておくべき授業だけでなく、専攻・副専攻の選択までアドバイスしてくれる場合もあります。また、出願書類やエッセイの書き方、編入に有利な課外活動など様々な情報を提供してくれます。以上のような理由から、4年制大学への編入を目標とするコミュニティカレッジ生は早いうちからこまめにカウンセラーに会う習慣をつけておくことをお勧めします。(例: サンタモニカカウンセリングセンター)

編入生の受け入れに積極的な大学では独自の編入サポートシステムを運営しているところもあります。例えば、UC系列の大学はカリフォルニア内のコミュニティカレッジ生に編入に関して役立つ資料を提供しています。 (例: Transfer Pathways (特定の専攻志望生のためのロードマップ), Intersegmental General Education Transfer Curriculum (履修ガイドなど))このような資料は積極的に活用しましょう。

4年制大学編入を見据えてコミュニティカレッジを選ぶ場合は、志望大学とのパートナーシップの有無も調べておきましょう。州内のコミュニティカレッジと州立大学間の特別選考日程など、地域・系列校の特典を受けられる場合があります。中でも最も有名なのがUC系列大学がカリフォルニア州のコミュニティカレッジ生のみに提供しているTransfer Admission Guarantee (TAG) program です。このプログラムはEarly decisionと同様に運営されており (締め切り: 9月 30日) 6つのUC系列大学のうちのどれかに編入志望をすることができます。もちろん他の日程の選考(締め切り: 11月中)では他のUCキャンパスにも出願することができます。 ただ、community collegeと4年制大学間の連携プログラムは変動的に運営されているため、編入生の募集要項をしっかり確認しておきましょう。また、この場合もカウンセラーに相談するのが確実です。

2. 4年制大学から他の4年制大学への編入

現在在学中の大学に満足できない場合、他の大学への編入を検討することもできます。しかし、編入先の大学についてのリサーチと編入試験対策には相当な時間と労力がかかるため、十分に考慮した上で決定しなくてはなりません。以下に4年制大学から4年制大学への編入のために考慮すべきポイントを整理してみました。

  • 現役時代に受験し合格したが進学しなかった大学を再受験。このパターンでは、大学によっては一から出願し直さなくても良いことがあるため良く調べましょう。
  • 編入時期を考慮する。編入に最適な時期は大学2年生の終わり~3年生の始まりまでと言われています。1年生のうちに編入しようとする場合、入学審査官が受験生を評価するにあたって参照する成績は高校時代のものとなるため、高校時代の成績に自信がある方は早めに編入を考えることもできますが、成績が思わしくない場合、3年次からの編入を目指すことで大学での二年間心を入れ替えて勉強に精進したことをアピールした方が有利でしょう。
  • 在学中の大学の教授と良い関係を築いておく。編入のためには推薦書(recommendation letter)が必要になります。推薦書は大学レベルの学問に十分適応できるということを示すため、現在在学する大学の教授に頼むのがベストです。教授に編入の意志があることを打ち明けましょう。この時、編入の理由をありのままに話してしまうと、現在通っている大学を非難する意味に取られかねないので注意しましょう。
  • 課外活動に参加しておく。大学受験において、単位や成績のような数値的に把握できる要素がすべてではありません。もちろんスコアが高ければ高いほど合格可能性が上がるのは確かですが、すべての学生がトップクラスのスコアを持って集まる超難関校の場合は成績以外の要素が合否を左右する確率が高まります。そこでアピールになるのが課外活動です。インターンシップやボランティア活動には積極的に参加し、勉強面だけでなく多方面で意欲的に活動できる人材であることを示しましょう。

コミュニティカレッジ・4年制大学の学生が編入のために考慮すべきこと

  1. 在学中の学校に満足できない理由は何か。具体的に何を得たいがために編入を目指すのかが明確でなければ、適切な編入先を選ぶことができないばかりか、編入後も同じ問題で悩むことになってしまいます。
  2. 志望校は編入に対して好意的か 編入生を積極的に受け入れている大学とそうでない大学があります。大学にとって編入生の受け入れは大学の成長戦略の一環にほかなりません。US News & World Report’s list of schools with the most transfer students (2015年度秋学期)を確認してみましょう。留学生の場合は US News & World Report’s list of colleges with the most international students (2015-2016年)も参考にしましょう。
  3. 編入に必要な単位をすべて取得しているか。 大学では新入生に独自の必修授業を課しています。したがって、そのような必修授業の履修をせずに編入することになる他大学出身学生の場合は、同様の科目を編入以前の学校で履修済みであることを求められます。また、通常大学2年の春学期前には専攻を決定するため、編入前に自分の希望する専攻に関わる基礎科目の履修を終えている必要があります。
  4. 成績は十分か。 編入生には最低でも平均B以上の成績が求められますが、超名門校の場合それ以上に高いGPA を求められることもあります。そのため、大学では慎重に履修計画を立てなければなりません。評価基準の甘い授業を取るべきというわけではありませんが、自分の本当に履修したい科目で良い成績をとるためにはスケジュール管理に気をつかう必要があります。 教授や授業に関するレビューが見られるサイトも確認してみましょう。

編入の出願方法

多くの大学で編入の際にも Common Application システムを利用しています。過去の大学入試でコモンアプリケーションを使用した学生がほとんどとは思われますが、使い方は以下の通りです。

  • コモンアプリケーションサイトで会員登録
  • 志望校を出願校リストに追加
  • 基本プロフィールを作成
  • 成績表・試験スコアをアップロードもしくは入力
  • 推薦書の依頼人を指定
  • College dean formを仕上げる
  • 最後にエッセイをアップロード

コモンアプリケーションとは別途に独自のシステムを使用している大学もあるため、志望校の受験生向けページをくまなくチェックしておくことは基本です。また、 志望校の編入試験時期、編入試験対象学年といった基本的な情報の確認も必須です。編入試験を1年に3度 (2年次前期・後期、3年次秋学期)実施する大学もあれば、2年生のみ・3年生のみを対象に編入試験を行う大学もあります。

コモンアプリケーションを利用する場合もそうでない場合も高校時代・大学時代の成績の提出は必須となるため、学校であらかじめ成績証明書の発行申請をしておくことも忘れてはいけません。また、編入試験のエッセイでは編入を希望する理由、専攻の選択理由について必ず触れなければなりません。目標について述べるときには、現在置かれた環境で自分がどれだけ成長できたのかに焦点を合わせます。そして、現状に満足せず学問的視野を広げたいというチャレンジ精神を強調します。現在の大学に対して否定的に言及してしまわないようにくれぐれも気を付けましょう。

編入のためのエッセイ添削もワードバイスがしっかりサポートいたします。

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