英語論文執筆のコツ(タイトルとアブストラクト)

論文の構成

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

本日は英語論文の書き方 – タイトルとアブストラクト編です。

1. 英語論文タイトルの付け方

タイトルは読者に論文の最も重要な内容を正確に伝えながらも、無駄なく簡潔に作成することが重要です。タイトルが長すぎると読者の関心を引きづらく、また、短すぎると論文の目的を表すのに不十分です。

  • できるだけ簡潔にまとめること。(10単語程度)
  • タイトルはアブストラクト執筆後に決めること。(仮題をつけておき、後に修正)
  • 論文テーマと関連した用語を使用すること。
  • 研究分野にて一般的でない略語や用語の使用は避けること。

英語論文のタイトル設定についてはこちらの記事が必見です。

2. アブストラクトの書き方

アブストラクトとは?

アブストラクト論文要旨のことを言い、ある意味では論文にとって最も重要な役割を果たすセクションです。アブストラクトには大きく分けて3つのタイプがあり、ジャーナルの規定や分野の慣例などを参考にして選びましょう。

  • Descriptive Abstract: 論文のアウトラインのように作成するアブストラクトです。論文内で取り扱っているアイデアや方法論についてまんべんなく触れますが、結果については言及しません。
  • Informative Abstract: 論文の縮約版のように作成するアブストラクトです。説明的(Descriptive)アブストラクトとは異なり、結果・考察部分についても触れます。
  • Critical Abstract: 批評論文などで用いられます。同様の主題について扱った複数の論文を比べ、批評するアブストラクトです。

アブストラクトの書き方

アブストラクトは論文の顔として重要な意味を持つとともに、少ない字数で的確に論文のエッセンスを要約する必要があるため作成が非常に難しいパートでもあります。論文全体の内容を踏まえた要旨となる必要があるので、必ず論文の本文が完成した後に作成します。.

Show Purpose: アブストラクトの最初の2文で研究の目的を明確に述べましょう。何を証明・反証したいのかということをはっきりと示すことで、的確なターゲット読者に論文が届きやすくなります。また、既存の研究が明らかにしていない部分について取り扱った、意義のある研究である、ということも明確に示します。

Explain your Research: 基本的には論文の縮約となるように、論文の流れに沿ってまんべんなく言及するようにします。逆に、論文に直接的に関連しない内容はアブストラクトには含めません。

Be Succinct: アブストラクトは通常2ページまで、400-600ワードの短い分量を守る必要があるため、常にワード数制限を意識して簡潔に絞り込んだ内容にしましょう。アブストラクトのメインの用途は論文のエッセンスの伝達にあるため、なるべく単純明快な文章で構成するようにし、回りくどい言い方をするのは避けます。アブストラクトが独立した内容にならずに適切に論文に即した内容にするためには、用語を統一することも重要です。用語使用が論文での記述と異なっていないかしっかりと確認しましょう。

以下のポイントを意識してアブストラクトをまとめていくと良いでしょう。

  • WHY – 研究動機
  • HOW – 研究方法
  • RESULT – 研究結果
  • CONCLUSION – 研究結果から得られた一般的な結論

英文アブストラクトでは、次の事項についても気を付けましょう。

  • 一般的には400-600単語・一段落で執筆すること。
  • 本文の内容を知らない読者が読む前提で執筆すること。
  • 可能な限り能動態を使用すること。
  • 時制は、研究結果に関わる場合過去形を使用すること。
  • 時制の一致を必ず確認すること。

より詳しい英文アブストラクトの書き方についてはこちらの記事が役立ちます。

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