英語論文がリジェクトされてしまう10の理由(1)

論文投稿ガイド

こんにちは! 英文校正ワードバイスです。

本日は、ジャーナル投稿を目指す研究者の皆様にとっては頭の痛い問題、投稿論文がリジェクトされてしまう理由について分析してみようと思います。ジャーナルからの論文のリジェクトを防ぎ次回に生かすには、リジェクトされる理由を把握することが何よりも重要です。今回の記事では海外学術誌から論文がリジェクトされる10の一般的な理由のうち、5つについて考えてみましょう。

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1.イントロダクション(Introduction)で、その研究にとって言及が不可欠と思われる先行研究に触れていない場合

イントロダクションでは文献や先行研究を引用しながら、その論文がフォーカスする問題とその重要性について述べます。研究の重要性をアピールするには、その分野の重要な先行研究に対する検討が十分に行われていることを示す必要があります。その際に、一般的に研究者は新しい出版物よりも古く権威ある文献を引用したがる傾向がありますが、古い文献にのみ触れていると研究者が最新の研究動向を把握できていないのではないか、という印象を与えてしまいます。一部のジャーナルでは引用文献の半数以上は直近数年以内に発表された最新の論文でなければならないと明確に規定している場合もあるので、情報の新旧も含めて論文内で参照する資料については十分な検討が必要です。

2.方法論(Method)に問題がある場合

研究で用いた方法自体が不適切な論文もあります。これは多くの場合、研究を企画する段階で先行研究に対する分析を十分に行わなかったために起こります。例えば薬学分野の論文で、10 mmの円形金型を使用して200 mgの錠剤を作ると記述したならば、とても現実への適用性はないでしょう。このように研究方法部分に欠陥がある場合、続く実験結果や分析もおのずと無駄なものとなってしまいます。インパクトファクターの高い権威あるジャーナルならば、このようなミスを見逃しません。

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3.実験・研究結果に対する考察不足

実験しただけでは研究にはなりません。研究者は、研究結果を引き起こした要因を分析するための十分なノウハウを身に着ける必要があります。予想外の結果が出たとしても、著者はdiscussionセクションでその原因について批判的に分析できなければなりません。ポジティブな結果を見せることだけが論文の意義ではありません。論文でネガティブな結果が出たとしても、その原因を正確に分析することで後続の研究にとって有益な財産となります。

4.結果の拡大解釈

論文の査読者が口々に言うのが、研究結果の影響力を誇張するなということです。研究結果に対する考察を過不足なく正直に記述することこそが、論文がアクセプトされるために重要です。分析で辻褄合わせをするのではなく、研究設計の段階で結果に影響を与えうるファクターについて十分に考慮しておきましょう。結論は常に簡潔に説明しなければなりません。

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5.不適切・不完全な統計

不適切な方法を使用したがために、結果の解釈を誤ってしまうのはよくあるミスです。適切なテスト方法を使用し、複雑すぎる統計手法を使用するのは避けるようにしましょう。測定エラーや不確実性に対する適切な指標(例えば信頼区間など)を使用して、研究結果を定量化して提示するよう心がけましょう。

 

次回は残り5つの理由について検討してみます。

 

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