論文アブストラクトをスムーズに作成するためのポイント – その1

英語論文執筆

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

本日は論文アブストラクトをスムーズに作成するための簡単なポイントを整理してみました。

 

1. アブストラクト作成は論文を書き上げてから

抄録は論文本体に先立って読まれますが、作成順序は本文より後が原則です。論文全体の要約となる必要があるからです。最初に作成するのはほとんど不可能ですが、中間に作成しても全体の内容を取りこぼす可能性があります。

  • 論旨(thesis)は抄録(abstract)とは全く異なります。論旨は論文で扱っている主要な論点や核心となる概念について記すものであるのに対し、抄録は研究方法や結果を含んだ論文の全般的な要約です。

2. 抄録に関する規定を何度もチェック

ジャーナル投稿論文・学位論文に関わらず、多くの場合抄録にはガイドラインが存在します。

  • 最小・最大ワード数
  • 指定フォーマット
  • 英語or日本語

3. 論文が誰に読まれるのか考える

アブストラクトは読者が論文を検索する際に参照され、論文の要約としてその内容を判断されます。アブストラクトが論文を的確に要約した内容となっていなければ、論文本体がどれだけ優れていてもターゲット読者にリーチしません。

  • ターゲット読者は該当分野の研究者?一般大衆?

4. アブストラクト作成の方針を決める

アブストラクトはその作成タイプによって大きく叙述型(descriptive)と情報提供型(informative)に分かれます。これらは公式的にフォーマットが決まっているというわけではありませんが、指定単語数やジャーナルの他の抄録の傾向を見て、作成上の方針を念頭に置いておくと整理しやすくなります。情報提供型はより専門的で、単語数が多くなる傾向があります。

  • 叙述型では研究目的、研究テーマ、研究の方向性などに主眼を置いて記述し、アブストラクトで結果については触れません。主に100-200単語程度の短めのアブストラクトになります。
  • 情報提供型はまさに論文全体の要約としてのアブストラクトで、研究結果にも言及します。単語数は叙述型より多くなる傾向があります。

  • 批評型(critical)も稀に見られます。批評型ではその論文を他の研究と関連付けて述べます。他の研究で行われた研究設計および方法論に対する評価をすることで、自身の論文の特徴を比べて述べる形式です。

 

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