論文受理率を上げるための論文投稿ジャーナル選択のコツ(1)

投稿準備

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

論文の内容は優れているにもかかわらず、なかなかジャーナルに受理されないという研究者が多くいます。このような場合まず振り返るべきは、適切なジャーナルに投稿したか?という点です。

論文投稿を行う際のジャーナル選びは、論文のアクセプト・リジェクトを分ける最も大きなポイントと言うことができます。また、適切なジャーナルに掲載された論文はターゲットとする読者に届きやすくなるため、ジャーナル選びは論文の引用数にも影響を与えます。

ジャーナルに論文を投稿する際には、論文全体を書き上げてから投稿ジャーナルを選ぶのではなく、書き始める前にターゲットジャーナルを設定し、そのジャーナルが指定する形式・好まれる文体を意識して作成するのが基本です。今回は適切なジャーナルを選ぶ際の基準について解説します。

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投稿ジャーナルを選ぶ時のポイント

1. ターゲットジャーナルのテーマと自分の論文のテーマがどれだけ合致しているか?

著者が考慮すべき一つ目の事項は、自分の論文がジャーナルのメインテーマと合致しているか?ということです。ジャーナルの特徴を知るには、まず検討中のジャーナルに掲載されている3~4個の最新の論文を読んでみます。研究テーマの傾向、よく使用される方法、研究課題へのアプローチの方式にジャーナルの特徴が表れているはずです。また、論文の構成(論文の平均的な長さ、図表の分量など)や文体の特徴も詳しく見ておく必要があります。

2. Impact Factor (インパクトファクター、被引用指数)

ジャーナルの質を測る方法としてImpact factorが強大な影響力を持っているということは、皆さんもご存じのことと思います。しかし被引用数だけが論文の本当の価値を表すものではないという批判から、インパクトファクターに頼りすぎた現状のジャーナル評価の仕組みは物議も醸しています。もちろん高いインパクトファクターを持つジャーナルへの論文掲載を目指すのも良いですが、客観的に見たときに論文がそのジャーナルに本当の意味でふさわしいのかを判断することが重要です。いくら高いインパクトファクターを持つジャーナルに投稿しようとしても、論文のテーマが合っていない場合やジャーナルが求める条件に対応しきれていない場合は、投稿しても修正を促され論文を何度も再提出したり、リジェクトされた際に他のジャーナルに投稿するために再度フォーマッティングをやり直したり、必要以上の時間と労力を費やすことになってしまいます。

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3. どのジャーナルに掲載するか – 大衆的なジャーナル?専門的なジャーナル?

論文をより大衆的なジャーナルへの掲載を狙うのか、それともより専門分野に特化したジャーナルへの投稿を目指すのかということも、論文の方向性を決める点で重要な問題となります。論文が広い読者層を抱える大衆的なジャーナルのエディターや査読者の興味をそそるものなのか把握するのは非常に難しい事でもあります。基本的に読者層の広い大衆的なジャーナルほど高いインパクトファクター(impact factor)を持っている傾向があるため、多くの著者は実際にはそのジャーナルが論文にとって最適とは言えない場合でも、そのような有名なジャーナルに投稿しようとする傾向があります。そして、多くの場合有名ジャーナルから何度もリジェクトを受けてからやっと、狭い分野のジャーナルに移行しようとします。ある意味この戦略は当然とも言えますが、結果的に逆効果を生んでしまう場合もあります。一度リジェクトされた論文を書き直して他のジャーナルに投稿し直す作業には莫大な労力と時間がかかるからです。従って、それを避けるために「論文が誰をターゲットとするのか」という問題に関してはできるだけ現実的な目を持つようにしましょう。専門的なジャーナルに投稿したところ、同分野の研究者に非常に大きな影響力を発揮することもあります。

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今回の内容に続き、次回も論文受理率を向上させるための英語論文ジャーナル選択のコツ(2)が続きます。