2016年07月14日

英語論文の受理率を上げるカバーレターのコツ(2)

Wordvice

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

本日は前回(英語論文受理率を上げるカバーレター作成のコツ)に引き続き、ジャーナル投稿の際のカバーレター作成法についての記事をお送りいたします。ジャーナルカバーレターは自分の論文をアピールするためのPR手段と言えます。そのため、カバーレターを通して査読者の興味をそそることが重要になります。

文章の締めくくり

最後の文章は、エディターの審査に対し感謝の意を述べながらまとめましょう。例えば、“Thank you for your consideration of our manuscript. We look forward to hearing from you” などの表現が適切です。一般的にこの場面に適した文末の挨拶は“Sincerely”です。その下に氏名、サイン、所属機関や住所および連絡先を記載しましょう。

下の例をご参考ください。

-本文-

Sincerely,

First and last name and degree (PhD, JD, MD, and so on)

Title (e.g., Professor, Research Scientist) and Department

University or Institution name

University or Institution address

Phone number

E-mail Address

ジャーナルカバーレター作成上の注意

  • エディターがカバーレターから得ようとする情報は、研究者がジャーナルのメインテーマについて理解しているか、また、投稿しようとする論文がジャーナルのカバーする範囲とその読者に適したものであるか、という点です。自分の論文がそのジャーナルに掲載されている他の研究をどのように補完できるかについて言及することは、掲載にあたって重要なポイントとなります。この部分をおろそかにすると、エディターから論文がインパクト・重要性に欠けていると判断されやすくなってしまいます。
  • カバーレターは何よりも簡潔であることが求められます。日々何百通ものカバーレターに目を通すエディターにとって、冗長な文章は逆効果です。
  • その研究の重要性、新鮮で興味深い点についての説明に重点を置き、しっかりと強調しましょう。
  • 論文全体の結論にとって重要な影響を及ぼさない数値データや詳細すぎる結果などに関しては、カバーレターで記述する必要はありません。
  • ジャーナルによってはカバーレターについて具体的な要求事項を提示していることがあります。ガイドラインを注意深く読み、必要な内容が全て含まれているか確認しましょう。
  • 論文内で扱っている研究が既に掲載されている自身の研究、または他の研究者による研究に基づいている場合はそのことに言及し、カバーレターにも引用を記載するようにします。
  • カバーレターはエディターに与える第一印象を左右する重要な文書であるため、スペルや文法などの初歩的なミスは禁物です。カバーレターだけでも安易なミスが目につくような場合、当然本体である論文に対するイメージも悪化します。随時スペルと文法を見直すことはもちろん、提出前に必ず専門校正者のネイティブチェックを受けるようにしましょう。

下にジャーナルカバーレターのサンプルを掲載しています。ご参考ください。

カバーレターサンプル

クリックで拡大します。

皆さまの素晴らしい論文が希望するジャーナルに掲載されますよう、英文校正ワードバイスも陰ながら応援しております。

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