ジャーナル投稿のための学術論文英文校正チェックリスト

目標とするジャーナルに論文を投稿して掲載されるということは自身の研究業績を高く認められたことを意味します。論文を投稿する重要な過程で著者は必ず英語論文の英文添削と英文校正を行います。

実際に査読者はどのような方式で論文を効果的に検討して修正するのでしょうか? 査読者が実際に検討する方式によって、オンライン英語編集と英文校正サービス業者も似たようなチェックリスト項目に沿って修正と検討を進めます。

ジャーナル投稿のための英文校正

論文をジャーナルに掲載するためには誤字脱字チェックと文法ミスに対する校正以上のもっと多い部分に対する全面的な検討が必要です。 基本的に著者は学術論文のすべての内容を検討します。

ジャーナル出版社は自分たちが発行するジャーナルに載せる論文の品質に対する高い基準を持っています。 ほとんどのジャーナルサイトでは論文原稿提出指針に対するガイドラインを具体的に明示しています。掲載を承認する前に、大々的なまたは若干の修正が必要かどうかを決定する時に使用する独自のチェックリストを持っています。

次の項目は原稿校正・添削過程で何を検討しなければならないのかに対するチェックリストとして使うことができます。 この項目をチェックすることで、後で不必要な修正や投稿原稿リジェクトがなくなります。

論理的な構造があるか?

研究に含まれる序論、実験方法、結果、および考察セクション(またはターゲットジャーナルで要求するセクション)に必須の全ての項目が論文に含まれていることを確認してください。 例えば、研究背景、および現在進行中の研究と先行研究に対する情報が含まれているかを確認してください。

関連文献を十分に検討しましたか?
主要実験方法と分析道具は十分に説明されていますか?
著者の考察は、十分に研究結果に焦点を当てており、研究の限界を含んでいますか?
著者が提示した研究結果は、実験方法の進行順序と明確に一致していますか?
著者の主張と結論が読者に分かりやすく伝わっていますか?
それとも研究内容の一部を追加、除去、または再配置することでもっと明確に表現できますか?
研究結果に対するあなたの観点は考察のどの部分に現れていますか?

作文の方式は一貫性を持っているか?

どんな文でも一貫性が重要です。 ジャーナル出版社が著者の主張を理解する上で妨げにならないように、主張と論拠、用語そして綴り方と句読点が全体的に一貫性を持って適用されているかを確認する必要があります。

次のような一貫性の問題はまだ修正と検討過程を経ていない論文の原稿に非常によく現れる間違いです。

  • 能動態/受動態:
    著者は研究論文で能動的かつ受動的な声を使用しなければならない時を理解しなければなりません。 あなたの論文はジャーナルのスタイルとガイドラインに符合する方式で受動態あるいは能動態で一貫されていますか?
  • パラレリズム(Parallelism):
    文章内で似たような表現を何度も繰り返し使用されていませんか? 著者はクアリティーの高い文章に仕上げるために、このような問題を修正しなければなりません。
  • 動詞時制:
    どのような部分でどのような内容に触れるのかによって、動詞の時制が変わってきます。 例えば、「結果」または「実験方法のセクション」において行われた内容を議論するとき、著者は一般的に単純な過去史題を使用するべきです。 考察セクションで研究の示唆点を言及する時、現在の時制が適用されます。
  • 冠詞:
    a/an/theは、日本人にとってはあまり馴染みがなく、使い方を正しく認識している人は意外と少ないです。間違いやすい「冠詞」の正しい使い方は必ず知っておきましょう。

論文掲載のための論文の視点(一人称/二人称/三人称)、構造(セクションの題目、インデント、書体)、スペルミスなど、よく起こる単純なミスは、英文校正を通して無くすことができます。

語彙が正確で自然であるか?

研究に使用された全ての専門用語は正しく使用しなければなりません。 論文で不正確な用語が発見された場合、これはジャーナル出版社側に学術用語の使用に関して慎重でないと判断されてしまいます。

また、どのような動詞を使うのかも重要です。 例えば、「carry out」であれば、「conduct」や「performance」に置き換えることができます。 学術文章に適したいくつかの具体的かつ正確な動詞を知って適用するといいでしょう。

読みやすい(Legibility)文となっているか?

論文を編集する際、文章の「読みやすさ(Legibility)」に焦点を当ててください。 あなたの原稿は読みやすく書かれていますか? 句と表現は適切な学術的語彙と表現に書かれていますか?

英文校正サービスはこういった全ての注意すべき点を全て強化してくれます。 専門分野別エディターは、不自然な文章を自然な英語に正し、著者の意図した意味を十分把握できれば、さらに魅力的な文章に完成させることが出来ます。

細かい英文校閲ができたか?

英文校正は原稿作成過程の最終修正後に行われる場合が多いようです。 上記で述べた一貫性の問題以外にも、英文校正は文法、句読点、言語的な技法、形式などでミスをなくします。

自分でエラーが見つけられない場合は、専門家の校正を受けてみてください。 英文校正サービスは、すべての基本的な作文問題を修正するのに効果的です。 専門的な英文校正サービスを利用すれば、ジャーナルレビュアーたちにより良い印象を残すことができます。

MSワードと一部の文法およびスペルチェックプログラムは、最も一般的なエラー(略語使用、ハイフン使用、間隔を含む)を捕捉してくれますが、依然として他のエラーはすべて把握することができません。 英文校正ワードバイスの校正サービスは、最終文書のエラーを完全に取り除いてくれる専門の学術論文英文校正者が直接校正を行います。

Reference(参考文献)とCitation(引用文献)は正しく表記されている?

ターゲットジャーナルから指定されているスタイル形式(APA、AMA、MLA等)を正しく表記することはとても重要です。 指定されたスタイルは、参考文献とテキスト内の引用文献の両方に同様に適用されます。 原稿書式のエラーは些細な問題ではありますが、論文にエラーが多くあるほど言語の品質は落ち、ジャーナル掲載をリジェクトされる可能性が高くなります。

AMA/APA Citation ジェネレーターを利用すると、ほぼ正確な引用文献となります。しかし、学術専門エディターはさらに必要な部分を適切にパラフレーズするなど、一般エディターやソフトウェアでは真似できない領域のレベルの校正を行います。

カバーレターの準備が出来ているか?

論文のカバーレターは下書き作成の一番最後の段階で作成されることがあります。 もしくは、論文が完璧に校正・校閲された後に書かれることもあります。著者は論文をジャーナルに提出するためのカバーレターを書く方法を学ばなければなりません。

ジャーナルに再投稿する過程

論文の審査には様々な段階が含まれます。 ジャーナル出版社の論文の検討方法はピアリービューのプロセスと似ていますが、査読者は通常、多くのフィードバックを提供しません。

あなたの論文についてジャーナルから次の5つの結果のうちの1つを受け取ることになるでしょう。

  • 修正なしに掲載(アクセプト)
  • 若干の修正後掲載(アクセプト)
  • 全般的な修正後の掲載(条件付きアクセプト)
  • 修正および再提出(条件付きリジェクト)
  • 修正する必要のない拒否(完全リジェクト)

もし、論文が条件付きアクセプトを受けたならば、修正された論文を再び提出する前に、査読者とジャーナル出版社が提供したフィードバックを全て確認して該当部分に対する措置が必要です。 提案に従って論文を修正し、言及された詳細を見逃さないように注意してください。

ジャーナルに再投稿する前に必ず確認しなければならない事項

再び論文を提出する前に従わなければならないいくつかの項目です。

  1. 本文を修正しながら、すべてのフィードバックに答える。修正された本文には、査読者が要請した修正点がすべて反映されなければなりません。 査読者が言及したすべての問題が、文書内で全て解決されているか入念に確認してください。
  2. 一貫性をもう一度確認してください。論文を修正するたびに新しい言語的問題が起こる可能性があります。 たとえば、査読者序論の一部内容を変更するように指示した場合、序論だけではなく、他の部分も修正しなければならないことがあります。指摘された部分のみ修正すると、全体的に一貫性を損なうこともあるので、全体の内容も確認する必要がでてきます。(例:略語の使用や実験方法結果セクションの順序が一貫していない場合等)
  3. スペルチェックの再確認.英文校正を受けると、まだ残っている可能性のある言語の誤謬をすべて取り除くことができます。
  4. 著者全員が修正内容を確認する。多くのジャーナルは研究に参加した全ての人が最終原稿を確認/承認することを要求しています。 「研究論文におけるオーサーシップの重要性」 

ジャーナルエディターのフィードバックに対応

著者はレビュアーが言及したすべての質問に答える査読返答レター(Response letterまたは、Rebuttal letter)を作成しなければなりません。 査読返答レターは査読者のフィードバックに反論したり、認めたりする内容を盛り込んでいきます。反論をする場合は、言語の問題ではなく、内容的な部分への言及を意味します。

返答メールを書く時は出来る限り丁寧な言葉を使いましょう。 意見が一致しない場合でも、査読者に丁寧に回答してください。 しかし,あなたの主張を裏付けるためにはできるだけ多くの証拠と詳細な説明が必要となります。 

専門英文校正サービス

多くの賢明な著者は、論文を提出する前に専門英文校正サービスの助けを借りて、より完成度の高い論文へと仕上げます。高品質のジャーナル投稿用英文論文校正サービスは、基本的なスタイルやフォーマット変更だけでなく、ぎこちなく不自然な文章を変えて自然な英語へと修正してくれます。ジャーナル掲載をリジェクトされた場合は、論文に追加補正が必要となります。ワードバイスのプレミアム学術論文英文校正サービスは、最大1年間何度でも再校正サービスを無料にて受けることができるサービスとなっております。専門エディターと一緒に論文を検討、修正を繰り返すことにより、ジャーナル受理率が上がります。著者自身も修正を得るたびに論文が徐々に完成度の高い文へと発展していることを感じることが出来るでしょう。

ワードバイスは、論文の専門分野別にエディターへ校正依頼をいたします。エディターは専門分野別に知識を持つプロの校正者のため、論文に使用される専門用語も熟知しています。また、論文投稿の経験を持つエディターも多いため、細かい部分まで丁寧に校正、アドバイスすることが可能となっています。論文の校正依頼をして頂くほとんどのお客様がリピーターであることから分かる通り、顧客満足度の高いサービスと品質を保証する自信がございます。是非一度、ワードバイスの英文校正サービスをご利用ください。

ワードバイスの英文校正サービスは24時間いつでもご利用可能となっております。英文校正サービス価格やサービスに関する詳細内容は、学術論文英文校正サービスの校正料金ページをご参照ください。

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