2023年04月12日

【論文スタイル】英語引用著者名の表記法と“et al.”の使い方 (APA,MLA,Chicago)

Wordvice

こんにちは!英文校正ワードバイスです。

研究者は自身の発見を共有し、同分野にて認められることを目指し、日夜研究と論文執筆に励みます。学術知識は一朝一夕に完成するものではなく、数えきれないほど多くの研究者によって歴史的に積み重ねられてきた知識を前提としたものであるだけに、研究を始める際には、それらの既存知識を十分に参照・理解し、その上で新たな問題を提起し、また一つ新しい知識を積み上げる態度が必要です。このとき、研究の筋書や意義を明確にし、既存知識を十分に参照・理解していることを示すためには、既存の学術知識を、その著者に敬意を持って引用(citation)することが重要です。

しかし、学会で用いられている基礎に則って、正しく資料を引用する方法は、学術研究の初心者にとって容易ではありません。当社ではこれまでも引用(citation)の方法を理解するための記事をいくつかお送りしてきましたが、今回の記事では“et al.”の意味や使用方法などを含み、引用部分での論文著者の表記方法に焦点を当て、引用方式について解説してみたいと思います。

これまでの記事でも強調してきましたが、求められる規則はジャーナルにより異なる場合もあるため、必ず投稿先のジャーナルのガイドラインを先に確認しましょう。

英語論文での引用(citation)の種類

まず引用の基本的理念として、他人の文献を引用する場合には「自分以外の誰が見ても、同じ資料に辿り着けるように」十分な情報を提示することをモットーと考えましょう。

論文では、文末脚注(endnotes)や脚注(footnotes) 、文中引用(in-text citations)など様々な引用方法が使用されていますが、必ず文書の末尾には、論文で触れたすべての参考文献のリスト(reference list)を添付する必要があります。

  • 文中引用(in-text citations): 論文の本文で他の資料を引用することを言います。
  • 文末脚注・脚注(Endnotes & footnotes): 文末脚注・脚注は比較的簡単で、スムーズな論文執筆に役立ちます。本文内で引用部分に番号を振り、ページ下段に文献情報を記入するか(脚注)、論文末尾にある参考文献リストの番号と対応させて引用を示します(文末脚注)。科学論文ではあまり見られませんが、人文学・社会科学分野ではよく用いられる方法です。また、基本的に脚注や文末脚注を使用する場合は、括弧を利用しての文中引用を併用してはいけません。
  • 参考文献リスト(Reference lists): 引用されている文献を一度に確認できるように、論文の最後に添付します。文中引用を上記のどの方法で行ったとしても、末尾の参考文献リストには本文内に記載している文献を含め、すべての資料のリストを作成します。

“et al.”とは?

学術界ではラテン語から来た用語が多く使用されていますが、「Et al.」もそのうちの一つです。「et al.」は「et alii」の縮約系であり、ラテン語で「and others」を意味します。Et al.は学術論文において人名を省略する際に用いられる記号です。“etc.”も同様に使用されていますが、これは“and the rest”を意味する“et cetera”の縮約系です。

“et al.”と“etc.”の違い

二つとも省略を示しますが、“etc”は事物、“et al.”は人名について使われます。

“et al.”の使い方

ラテン語の学術用語の使用についても、必ずジャーナルのガイドラインを参照しましょう。“et al.”について決まった規則はありませんが、少なくとも論文内でスペルは統一しなければなりません。“et al.”を (文章の始まりに来ない限りは) 小文字とし、文章の中間であっても“al”の次には常にピリオドを打ちます。“et al.”は文末脚注(endnotes)、脚注(footnotes)や文中引用で著者の名前を省略する記号であり、参考文献リストでの表記には使用しないので注意しましょう。

文献の引用方法: 文献著者名の英語での書き方

ここから、資料を引用する際の著者名表記方法について説明していきます。今回は、最も一般的な論文書式である以下の3つに分けて、引用方法別に解説してみました。

  • American Psychological Association (APA) style
  • Chicago Manual of Style (Chicago style)
  • Modern Language Association (MLA) style

*Natureなど、引用に関するガイドラインを独自に設定しているジャーナルもあります。まずは投稿予定のジャーナルのガイドラインを必ず確認しましょう。

APAスタイル (APA style)

APAスタイル(APA style)は、社会科学分野でよく用いられています。文献と論文の引用例は下で示していますが、雑誌やインターネットなど他の媒体からの引用ルールについては こちらを確認してください。また、Publication Manual of the American Psychological Association, (6th ed., 2ndprinting)もご参考ください。

※APAでは、「&」を使用して著者を表記します。

参考文献リスト(Reference lists)

著者の表記方法に関しては、資料の種類によらず同一です。また、現在では電子ジャーナルが基本となってるため、たとえ出版物の形で資料に接した場合であっても、参考文献リストにはDOI番号も表記することを奨励しています。DOI情報の後にピリオド(.)を打たないよう注意しましょう。

著者の人数表記方法
1
  • 本:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [本のタイトル: サブタイトルの最初のみ大文字]. [都市, 州の略字/(アメリカ以外の国)国]: [出版社].

例: Smith, M. T. (2017). Epigenetic mechanisms: An overview. Lima, Peru: Publish Co.

  • ジャーナル論文:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [ジャーナル名], [ボリューム(volume) 番号] (発行番号), [ページ範囲]. doi:10.XXXX.XXXXXX

例: Miller, J. M. (2017). Trauma caretaking and compassion fatigue. Trauma Prevention14 (2), 243-45. doi: 10.XXXX.XXXXXX

2
(“&”を使用)
  • 本:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., & [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [本のタイトル: サブタイトルの最初のみ大文字]. [都市, 州の略字/(アメリカ以外の国)国]: [出版社].

例: Miller, J. M., & Wallace, R. A. (2017). Epigenetic mechanisms: An overview. Lima, Peru: Publish Co.

  • ジャーナル論文:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., & [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [論文タイトル]. [ジャーナル名], [ボリューム(volume) 番号] (発行番号), [ページ範囲]. doi:10.XXXX.XXXXXX

例: Miller, J. M., & Wallace, R. A. (2017). Trauma caretaking and compassion fatigue. Trauma Prevention14 (2), 243-45. doi: 10.XXXX.XXXXXX

3-7
(コンマで著者を区別し、最後の著者の前に“&”を挿入)
  • 本:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., …, & [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [本のタイトル: サブタイトルの最初のみ大文字]. [都市, 州の略字/(アメリカ以外の国)国]: [出版社].

例: Miller, J. M., Wallace, R. A., …, & Johnson, C. T. (2017). Epigenetic mechanisms: An overview. Lima, Peru: Publish Co.

  • ジャーナル論文:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., …, & [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [論文タイトル]. [ジャーナル名], [ボリューム(volume) 番号] (発行番号), [ページ範囲]. doi:10.XXXX.XXXXXX

例: Miller, J. M., Wallace, R. A., …, & Johnson, C. T. (2017). Trauma caretaking and compassion fatigue. Trauma Prevention14 (2), 243-45. doi: 10.XXXX.XXXXXX

7 以上
(6人まで表記し、三点リーダーを使用(…)、最後の著者を表記。最後の著者の前に“&”は付けないので注意
  • 本:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., … [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [本のタイトル: サブタイトルの最初のみ大文字]. [都市, 州の略字/(アメリカ以外の国)国]: [出版社].

例: Miller, J. M., Wallace, R. A., Smith, M. T., Lewis, R. V., Higgs, R. Q., Young, D. A., … Johnson, C. T. (2017). Epigenetic mechanisms: An overview. Lima, Peru: Publish Co.

  • ジャーナル論文:[ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]., … [ラストネーム], [ファーストネームイニシャル]. [ミドルネームイニシャル]. ([出版年度]). [論文タイトル]. [ジャーナル名], [ボリューム(volume) 番号] (発行番号), [ページ範囲]. doi:10.XXXX.XXXXXX

例: Miller, J. M., Wallace, R. A., Smith, M. T., Lewis, R. V., Higgs, R. Q., Young, D. A., … Johnson, C. T. (2017). Trauma caretaking and compassion fatigue. Trauma Prevention14 (2), 243-45. doi: 10.XXXX.XXXXXX

文末脚注(Endnotes)と脚注(footnotes)

APA スタイルは脚注(footnotes)を使用せず、重要度の高くない情報を文末脚注(endnotes)として記載するのも勧めていません。どうしても文中での補足が必要な場合は、APA Publication Manual Section 2.12の表記法を利用しましょう。

文中引用(in-text citation)・括弧を使用した引用(著者-日付)

APAスタイルは著者-日付の表記法を採用しており、文中での引用規則は、本やオンライン・オフラインのジャーナル論文すべてに適用されます。

※文中引用における著者の数による書式の変化は、参考文献リスト(reference lists)でのルールとは異なります。また、ページ番号の表記は必須ではなく選択事項ですが、APAではページ数表記を奨励しています。

著者の数文章中の著者名文中で著者名を出さずに直接引用・間接引用(paraphrasing)
1[ラストネーム] ([出版年度]) has argued that [“直接引用”/間接引用] (p. [引用ページ範囲]).

例: Miller (2017) has argued that “直接引用”/間接引用 (p. 14).

[“直接引用”/間接引用] ([ラストネーム], [出版年度], [引用ページ範囲]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith, 2017, pp. 23-25).

2
(“&”を使用)
[ラストネーム] & [ラストネーム] ([出版年度]) have argued that [“直接引用”/間接引用] (p. [引用ページ範囲]).

例: Miller & Jones (2017) have argued that “直接引用”/間接引用 (p. 14).

[“直接引用”/間接引用] ([ラストネーム1], [ラストネーム2], & [ラストネーム3], [出版年度], p. [引用ページ範囲]).

例: “引用文”/ 間接引用 (Smith & Wallace, 2015, p. 34).

3-5
(最初の引用では“&”を使用、以降同一文献の引用時は“et al.”を使用)
  • 一度目の引用:[ラストネーム], [ラストネーム], & [ラストネーム] ([出版年度]) have argued that [“直接引用”/間接引用] (p. [引用ページ範囲]).

例: Miller, Smith, & Thompson (2017) have argued that “直接引用”/間接引用 (p. 14).

  • 二度目以降:[ラストネーム] et al. ([出版年度]) have argued that [“直接引用”/間接引用] (p. [引用ページ範囲]).

例: Miller et al. (2017) have argued that “直接引用”/間接引用 (p. 14).

  • 一度目の引用:[“直接引用”/間接引用] ([ラストネーム1], [ラストネーム2], & [ラストネーム3], [出版年度], p. [引用ページ範囲]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith, Wallace, & Thompson, 2015, p. 34).

  • 二度目以降:[“直接引用”/間接引用] ([ラストネーム] et al., [出版年度], p. [引用ページ範囲]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith et al., 2015, p. 34).

6人以上[ラストネーム] et al. ([出版年度]) have argued that [“直接引用”/間接引用] (p. [引用ページ範囲]).

例: Miller et al. (2017) have argued that “直接引用”/間接引用 (p. 14).

[“直接引用”/間接引用] ([ラストネーム] et al., [出版年度], p. [引用ページ範囲]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith et al., 2015, p. 34).

シカゴスタイル(Chicago style)

シカゴスタイル(Chicago style)は一般的に人文学分野で多く使用されます。下記は一般的な書籍・ジャーナルの引用形式についての解説です。詳細情報については こちらをクリックし、The Chicago Manual of Style, 16th editionのChapter 14 & 15をご参照ください。初期表記法を利用した注釈がついた論文例はこちらから、Purdue Owl’s NBサンプルをご覧ください。著者-日付方式での引用を使用している論文は、こちらで確認できます。

電子ジャーナルのように公式的に掲載されたオンライン資料の場合は、出版社や投稿ジャーナルの規則で別途要求されない限り、アクセス日時まで記載する必要はありません。使用できるDOIがない場合は、URLを表記します。APAスタイルとは違って、シカゴスタイル(Chicago style)では著者の名前を表記する際にアンパサンド(&)ではなく「and」を使用します。また、著者の名前(ファーストネームとミドルネーム)は、著者が自身の論文で一貫してイニシャルを使用している場合などを除き、イニシャルではなく名前全体を使用します。

参考文献リスト (Reference lists)

1.図書
著者の数書誌情報システム(人文学)著者-日付システム (社会・自然科学)
1[ラストネーム], [ファーストネーム]. [本のタイトル]. [都市]: [出版社], [出版年度].

例: Smith, Mary. Epigenetic Mechanisms. New York: Publish Co, 2017.

[ラストネーム], [ファーストネーム]. [出版年度]. [本のタイトル]. [都市]: [出版社].

例: Smith, Mary. 2017. Epigenetic Mechanisms. New York: Publish Co.

2人以上
(すべての著者を表記)
[ラストネーム], [ファーストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], …, and [ファーストネーム] [ラストネーム]. [本のタイトル]. [都市]: [出版社], [出版年度].

例: Smith, Mary T., Mark Allen, Helen Carter, …, and George Turner. Epigenetic Mechanisms. New York: Publish Co, 2017.

[ラストネーム], [ファーストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], …, and [ファーストネーム] [ラストネーム]. [出版年度]. [本のタイトル]. [都市]: [出版社].

例: Smith, Mary T., Mark Allen, Helen Carter, …, and George Turner. 2017. Epigenetic Mechanisms. New York: Publish Co.

2.ジャーナル
著者の数書誌情報システム(人文学)著者-日付システム (社会・自然科学)
1
  • 印刷物:[ラストネーム], [ファーストネーム]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号], no. [発行番号] ([出版年度]): [ページ範囲].

例: Miller, Jack M. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4 (2017): 243-45.

  • オンライン:[ラストネーム], [ファーストネーム].  “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号] ([出版年度]): [ページ範囲]. Accessed [月 日, 年度]. doi: [DOI 番号].

例: Miller, Jack. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4 (2017): 243-45. Accessed June 12, 2017. doi: XX.XXXX/XXXXXX.

  • 印刷物:[ラストネーム], [ファーストネーム]. [出版年度]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号], no. [発行番号]: [ページ範囲].

例: Miller, Jack M. 2017. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4: 243-45.

  • オンライン:[ラストネーム],[ファーストネーム]. [出版年度]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号], no. [発行番号]: [ページ範囲]. Accessed [月 日, 年度]. doi: [DOI 番号].

例: Miller, Jack. 2017. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4: 243-45. Accessed June 12, 2017. doi: XX.XXXX/XXXXXX.

2人以上
(すべての著者を表記)
  • 印刷物:[ラストネーム], [ファーストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], …, and [ファーストネーム] [ラストネーム]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号], no. [発行番号] ([出版年度]): [ページ範囲].

例: Miller, Jack M., Mary Rogers, …, and David L. Smith. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4 (2017): 243-45.

  • オンライン:[ラストネーム],[ファーストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], …, and [ファーストネーム] [ラストネーム].  “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号], no. [発行番号] ([出版年度]): [ページ範囲]. Accessed [月 日, 年度]. doi: [DOI 番号].

例: Miller, Jack M., Mary Rogers, …, and David L. Smith. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4 (2017): 243-45. Accessed June 12, 2017. doi: XX.XXXX/XXXXXX.

  • 印刷物:[ラストネーム], [ファーストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], …, and [ファーストネーム] [ラストネーム]. [出版年度]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号], no. [発行番号]: [ページ範囲].

例: Miller, Jack M., Mary Rogers, …, and David L. Smith. 2017. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4: 243-45.

  • オンライン:[ラストネーム],[ファーストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], …, and [ファーストネーム] [ラストネーム]. [出版年度]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名] [ボリューム(volume) 番号], no. [発行番号]: [ページ範囲]. Accessed [月 日, 年度]. doi: [DOI 番号].

例: Miller, Jack M., Mary Rogers, …, and David L. Smith. 2017. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention 14, no. 4: 243-45. Accessed June 12, 2017. doi: XX.XXXX/XXXXXX.

文末脚注 (endnotes)と脚注 (footnotes) (書誌情報システム)

1.図書
著者の数書誌情報システム(人文学)
1
  • 一度目の引用:[ファーストネーム] [ラストネーム], [本のタイトル] ([都市]: [出版社], [出版年度]), [ページ範囲].

例: Mary T. Smith, Epigenetic Mechanisms: an Overview (New York: Publish Co, 2017), 23-35.

  • 二度目からの引用:[ラストネーム], [ラストネーム], and [ラストネーム], [縮約した本のタイトル], [ページ範囲].

例: Smith, Epigenetic Mechanisms, 55.

2-3
  • 一度目の引用:[ファーストネーム] [ラストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], and [ファーストネーム] [ラストネーム], [本のタイトル] ([都市]: [出版社], [出版年度]), [ページ範囲].

例: Mary T. Smith, Leslie Wilson, and George Turner, Epigenetic Mechanisms: an Overview (New York: Publish Co, 2017), 68-69.

  • 二度目からの引用:[ラストネーム], [ラストネーム], and [ラストネーム], [縮約した本のタイトル], [ページ範囲].

例: Smith, Wilson, and Turner, Epigenetic Mechanisms, 70-75.

4人以上
(“et al.”を使用)
  • 一度目の引用:[ファーストネーム] [ラストネーム] et al., [本のタイトル] ([都市]: [出版社], [出版年度]), [ページ範囲].

例: Mary T. Smith et al., Epigenetic Mechanisms: an Overview (New York: Publish Co, 2017), 23-35.

  • 二度目からの引用:[ラストネーム] et al., [縮約した本のタイトル], [ページ範囲].

例: Smith et. al, Epigenetic Mechanisms, 55.

2.ジャーナル
著者の数書誌情報システム(人文学)
1
  • 一度目の引用:[ファーストネーム] [ラストネーム], [本のタイトル] ([都市]: [出版社], [出版年度]), [ページ範囲].

例: Mary T. Smith, Epigenetic Mechanisms: an Overview (New York: Publish Co, 2017), 23-35.

  • 二度目からの引用:[ラストネーム], [ラストネーム], and [ラストネーム], [縮約した本のタイトル], [ページ範囲].

例: Smith, Epigenetic Mechanisms, 55.

2-3
  • 一度目の引用:[ファーストネーム] [ラストネーム], [ファーストネーム] [ラストネーム], and [ファーストネーム] [ラストネーム], [本のタイトル] ([都市]: [出版社], [出版年度]), [ページ範囲].

例: Mary T. Smith, Leslie Wilson, and George Turner, Epigenetic Mechanisms: an Overview (New York: Publish Co, 2017), 68-69.

  • 二度目からの引用:[ラストネーム], [ラストネーム], and [ラストネーム], [縮約した本のタイトル], [ページ範囲].

例: Smith, Wilson, and Turner, Epigenetic Mechanisms, 70-75.

4人以上
(“et al.”を使用)
  • 一度目の引用:[ファーストネーム] [ラストネーム] et al., [本のタイトル] ([都市]: [出版社], [出版年度]), [ページ範囲].

例: Mary T. Smith et al., Epigenetic Mechanisms: an Overview (New York: Publish Co, 2017), 23-35.

  • 二度目からの引用:[ラストネーム] et al., [縮約した本のタイトル], [ページ範囲].

例: Smith et. al, Epigenetic Mechanisms, 55.

文中引用 (in-text citation)

文中引用は、社会・自然科学分野で使われている「著者-日付方式」がよく用いられます。本やジャーナルのデジタル・印刷バージョンにも同一の表記法を使用します。

著者の数 文章中の著者名 文中で著者名を出さずに直接引用・間接引用(paraphrasing)
1 [ラストネーム] ([出版年度]) argues that [“直接引用”/間接引用] ([ページ範囲]).

例: Miller (2017) argues that “直接引用”/間接引用 (14).

[“直接引用”/ 間接引用] ([ラストネーム] [出版年度], [ページ範囲]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith 2017, 23-25).

2-3 [ラストネーム] and [ラストネーム] ([出版年度]) argue that [“直接引用”/間接引用] ([ページ範囲]).

例: Miller and Jones (2017) argue that “直接引用”/間接引用 (14).

[“直接引用”/ 間接引用] ([ラストネーム], [ラストネーム], and [ラストネーム] [出版年度], [ページ範囲]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith, Rogers, and Wallace 2015, 34).

4人以上
(“et al.”を使用)
[ラストネーム] et al. ([出版年度]) argue that [“直接引用”/間接引用] ([ページ範囲]).

例: Miller et al. (2017) argue that “直接引用”/間接引用 (14).

[“直接引用”/ 間接引用] ([ラストネーム] et al. [出版年度], [ページ範囲]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith et al. 2015, 34).

MLA スタイル (MLA style)

MLA styleは一般的に人文学で使用される形式です。書籍やジャーナルからの引用形式は下の通りです。他の媒体からの引用、特殊な事例については MLA Handbook (8th ed.)をご参考ください。

参考文献リスト(Reference lists) (works cited ページ)

著者の数図書ジャーナル
1[ラストネーム], [ファーストネーム] [ミドルネームイニシャル]. [本のタイトル]. [出版社], [出版年度].

例: Smith, Mary T. Epigenetic Mechanisms: an Overview. Publish Co, 2017.

  • 印刷物:[ラストネーム], [ファーストネーム]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名], vol. [ボリューム(volume)], no. [発行番号], [出版日付], pp. [ページ数].

例: Miller, Jack. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention, vol. 14, no. 4, 2017, pp. 243-45.

  • オンライン:[ラストネーム], [ファーストネーム].“[論文タイトル].” [ジャーナル名], vol. [ボリューム(volume)], no. [発行番号], [日付], pp. [ページ数]. [電子データベース名], doi: [DOI 番号]. Accessed [日 月 年度].

例: Miller, Jack. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention, vol. 14, no. 4, 2017, pp. 243-45. JournalDatabase, doi: XX.XXXX/XXXXXX. Accessed 19 June 2017.

2[ラストネーム], [ファーストネーム] and [ラストネーム], [ファーストネーム]. [本のタイトル]. [出版社], [出版年度].

例: Smith, Mary T., and George Thompson. Epigenetic Mechanisms: an Overview. Publish Co, 2017.

  • 印刷物:[ラストネーム], [ファーストネーム] and [ラストネーム], [ファーストネーム]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名], vol.[ボリューム(volume)], no. [発行番号], [日付], pp. [ページ数].

例: Miller, Jack, and George Thompson. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention, vol. 14, no. 4, 2017, pp. 243-45.

  • オンライン:[ラストネーム], [ファーストネーム] and [ラストネーム]. “[論文タイトル].” [ジャーナル名], vol. [ボリューム(volume)], no. [発行番号], [日付], pp. [ページ数]. [電子データベース名], doi: [DOI 番号]. Accessed [日 月 年度].

例: Miller, Jack, and George Thompson. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention, vol. 14, no. 4, 2017, pp. 243-45. JournalDatabase, doi: XX.XXXX/XXXXXX. Accessed 19 June 2017.

3人以上[ラストネーム], [ファーストネーム], et al. [本のタイトル]. [出版社], [出版年度].

例: Smith, Mary T., et al. Epigenetic Mechanisms: an Overview. Publish Co, 2017.

  • 印刷物:[ラストネーム], [ファーストネーム], et al. “[論文タイトル].” [ジャーナル名], vol.[ボリューム(volume)], no. [発行番号], [日付], pp. [ページ数].

例: Miller, Jack, et al. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention, vol. 14, no. 4, 2017, pp. 243-45.

  • オンライン:[ラストネーム], [ファーストネーム], et al. “[論文タイトル].” [ジャーナル名], vol.[ボリューム(volume)], no. [発行番号], [日付], pp. [ページ数]. [電子データベース名], doi: [DOI 番号]. Accessed [日 月 年度].

例: Miller, Jack, et al. “Trauma Caretaking and Compassion Fatigue.” Trauma Prevention, vol. 14, no. 4, 2017, pp. 243-45. JournalDatabase, doi: XX.XXXX/XXXXXX. Accessed 19 June 2017.

文末脚注(endnotes)と脚注(footnotes)

MLAスタイルでは、基本的に文末脚注と脚注の使用を勧めていません。しかし、論文の本文で言及できなかった内容で、どうしても必要と思われる場合には使用することができます。この場合の書式は、文中引用(下に詳細説明)に使用される形式と似ていますが、括弧は使用しません。

  • See [ラストネーム] [ページ範囲].

例:See Miller 153-45.

  • See [ラストネーム], especially [ページ範囲], for [内容のテーマ].

例:See Miller, especially 64-68, for additional information about this phenomenon.

  • Regarding [言及することがら], see [ラストネーム] [ページ範囲] and [ラストネーム] [ページ範囲]; for [内容のテーマ], see [ラストネーム] [ページ範囲], [ラストネーム] [ページ範囲], and [ラストネーム] [ページ範囲].

例:Regarding this phenomenon’s impact on trauma caretakers, see Miller 54-68 and Willis 23-25; for alternative explanations, see Jones 23-25, Thompson 64-55, and Smith 12-15.

  • [コメント]. See [ラストネーム] [ページ範囲], [ラストネーム] [ページ範囲], [ラストネーム] [ページ範囲].

例:Other interview-based studies were conducted on trauma victim caretakers. See Miller 12-45, Thompson 63-69, and Jones 5-8.

文中引用 (in-text citation)

MLAスタイルでは著者-日付方式の代わりに、著者-ページ方式を使用します。

著者の数文章中での著者名文中で著者名を出さずに直接引用・間接引用(paraphrasing)
1[ラストネーム] argues that [“直接引用”/間接引用] ([該当ページ]).

例: Miller argues that “直接引用”/間接引用 (14).

[“直接引用”/間接引用] ([該当ページ]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith 23-25).

2
(“and”を使用)
[ラストネーム] and [ラストネーム] argue that [“直接引用”/間接引用] ([該当ページ]).

例: Miller and Jones argue that “直接引用”/間接引用 (14).

[“直接引用”/間接引用] ([ラストネーム] and [ラストネーム][該当ページ]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith and Wallace 34).

3人以上
(“et al.”を使用)
[ラストネーム] et al. argue that [“直接引用”/間接引用] ([Page(s) referenced]).

例: Miller et al. argue that “直接引用”/間接引用 (14).

[“直接引用”/間接引用] ([ラストネーム] et al. [該当ページ]).

例: “直接引用”/間接引用 (Smith et al. 34).

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