MLAスタイル引用・参考文献ガイド
(MLA Citation Quick Guide)
引用文とは?
引用文とは、あなたが学術論文で引用した引用文献を指します。引用文献リストに表記したり、本文中に引用したりしますが、これらは、あなたの研究背景を裏付けて、同研究課題に関連した更なる情報を提供する事が出来る、極めて重要な役割を果たします。

MLAスタイル引用・参考文の概要
MLA (Modern Language Association/米国近代語学会)スタイルとは、文化学、英語学、文学、批判論など、主に人文科学分野の執筆者や学生が原稿を執筆する際使う形式です。 ワードバイスのMLA参考・引用文献作成は、自動的に、しかも無料で正確な引用・参考文献を作成します。
ここでの引用・参考ガイドは、MLAスタイルマニュアル第8版の規定に基づき、重要な要素をご案内します。更にワードバあcイスではMLA第7版、APA第6版と第7版、シカゴ・マニュアル・オブ・スタイル第17版、そしてバンクーバースタイルガイドを無料でご提供しています。
MLAスタイル引用・参考文の規則
- 著者名. (Author.)
- "出典表記."(“Title of Source.”)
- 出版物名,(Title of Publication,)
- 他の貢献者,(Additional Contributors,)
- バージョン、版,(Edition,)
- 巻、号,(Number,)
- 出版社,(Publisher Name,)
- 出版年月日,(Publication Date,)
- 場所.(Publisher Location.)
引用・参考文献ページで出典を表記する際、上記の9項を下記の記述方法で使用すること。
著者名. "出典表記." 出版物名, 他の文献者, 版, 巻, 出版社, 出版年月日, 場所.
Author. "Title of Source." Title of Publication, Additional Contributors, Edition, Number, Publisher Name, Publication Date, Publisher Location.
引用・参考元に関連した情報のみを表記して、その引用・参考元から得た出来るだけ多くの要点を記述します。
不明な情報がある場合
時々、著者名、出典表題、刊行日のような重要点が見つからない場合があります。そんな時は、下記の表の記述方法を参考にして下さい。
不明な要素 | 解決策 | 引用・参考文献の記述方法 |
---|---|---|
著作名 | 引用符で囲んだ参考文献のタイトルから表示を始める | "How to Teach Yourself Guitar." eHow, Demand Media, www.ehow.com/how_5298173_teach-yourself-guitar.html. Accessed 13 November 2020. |
日付 | 引用文にアクセスした日を最後に表記する | “Wordvice Professional Editors & Proofreaders.” Wordvice, https://wordvice.com/about-us/editors/. Accessed 25 July 2019. |
表題 | イタリック体やクォーテーションマークを使わないで出典を表記する | Brennan, Marie. Irish illuminated manuscript. 1350-1380, National Museum of Ireland, Dublin. |
MLAスタイル参考文献ページ(Works Cited)の書式
引用・参考文献表ページ(Works cited)には、引用・参考文献リストと同じく、あなたの論文に参考・引用した文献の全てを表示します。
- 改ページをして、ページの一番上の中央に、太字で"Works Cited"と表記。
- 引用文献リストは、著者名をABC順で並べます。
- 引用が複数行になる場合は、2行目からは1行目の左マージンから1/2インチ下げて表記します。これは”hanging indentation”と呼ばれます。
- 次の引用文献名との間隔も含めて、全行ダブルスペースです。

MLAスタイル文中引用(In-Text Citations)に関する書式
文中引用とは、引用文献表に表示されている出典からくる引用文が、あなたの論文の文中で使用されている場合を示します。他の研究者の刊行書から引用したり言い換えたりした場合は、必ず本文中に表記する必要があります。
MLA形式の文中引用の記述方法は、著者名-ページ、つまり著者の苗字(Last name)とページ番号を表記します。著者の名前が文章の一部として表記されても、ページ番号は必ず括弧で囲みます。
著者の数 | 記述方法 | 例 |
---|---|---|
著者1名 | 著者の苗字(Last name)を表記 | (Desmond 13–15) |
著者2名 | 両著者の苗字(Last name)を表記 | (Desmond and Theigg 13-15) |
著者3人以上 | 1番目の著者名と”et al.”を表記 | (Desmond et al. 13-15) |
企業名 | 企業名を著者名として表記 | (U.N. Refugee Program 33) |
MLA第8版での変更内容
MLAマニュアルは2016年4月に第8版として改訂されました。ここでは、同マニュアルの第7版と第8版の主な改訂内容をリストにしてみました。
- 刊行された都市:MLA第8版では通常省略されます。
- 刊行媒体:MLA第8版では省略されました。
- アクセスした日:MLA第8版では任意
- URLs:MLA第8版では推奨されています。その理由は、読者が引用元を探すのに役立つデジタルオブジェクト識別子(DOIs)とパーマリンク(permalinks)の利用が増加しているからです。
- 文字を略さず完全に綴る:MLA第7版では研究貢献者の役割は略語で表記されましたが、第8版では一字一字綴る規定です。
- 句読点の簡易化:MLA第8版では、各要素を分ける為のコロンや括弧は不要になりました。